トックリキワタはブラジル原産の花木で、奄美では花の少なくなる12月から1月頃が見頃のようである。
花はピンクの5弁花で直径は12cm前後。
木の成長は比較的速い。実生でも挿し木でも育てることができるが、実生からの方が幹が徳利のような
形に膨らむ傾向が強いという。また、実の皮を剥ぐと種子をくるむ白い木綿が現れる。これは枕などの
詰め物に利用されることもあるそうだ。
このように、徳利と木綿を合わせたものが和名の由来である。なお、幹に多数の太くて鋭い棘をつける
個体があるので注意が必要である。