ここ10数年の間に奄美でもサーフィンの人気がかなり高まってきている気がする。きれいな海と波を求めて本土から移り住んできたサーファーたち。それに刺激されてサーフィンを習い覚えた奄美の若者たち。サーフィンを楽しむためにリピーターとして来島する人たち。それに加えて、サーフィンに挑戦する若い女性たちの姿も目立っている。
サーフィンのスポットとしては龍郷町の手広海岸が最も有名である。ここは珊瑚礁が発達していないので、大きな波がリーフで砕かれることなく砂浜まで押し寄せることで知られている。瀬戸内町の嘉徳海岸も人気があるが、奄美市から少し遠いのが難点である。大浜海岸の西端部でも名瀬地区のサーファーたちがサーフィンを楽しんでいるが、ここはリーフがあるのでその沖合いまで出ていくことになり、初心者向けのスポットとはいえないようだ。
私自身は一度もサーフィンを試みたことはない。でも、想像するしかないのだが、押し寄せる白波をうまく乗りこなせたらどんなに爽快なことだろう。