□秋の中頃から初冬にかけてウミウが渡ってくる。海辺の岩の上、干潟、マングローヴなどに群れているのがしばしば見られる。水鳥なので水掻きがあり、海中に潜って魚を捕食する。羽毛は全体に黒みを帯び、カラスよりかなり大きい。細い嘴の先端はカギ形に曲がっている。
□釣りをしているときなど、ある場所で潜水を始めたウミウが数分後とんでもなく遠くで浮かび上がり、その潜水能力の高さに驚くことがある。潜った後、岩の上で濡れた翼を広げて乾かす姿がよく見られる。
□岐阜県の長良川で鵜匠に飼い慣らされて鮎を捕る鵜はウミウとのことである。