◇9月後半から咲き始め、10月に盛りを迎え、11月になってもまだ山野を彩り続ける秋の花にサキシマフヨウがある。中国原産とされるフヨウよりも花は大きめで、葉の切れ込みもやや浅いなどの特徴があるという。花の色合いも白、淡紅色、濃いめのピンクなど木によって違いがある。ハイビスカスと同様アオイ科に属する。
◇私の庭にあるサキシマフヨウは、勝手に生えてそのまま大きくなって8年になる。(高さは5mくらい。)毎年種を飛ばしてあちらこちらで発芽するので、放っておけば庭中フヨウだらけになる恐れがある。繁殖力は強いようである。
◇この時期野や山に咲く花はさほど多くはないので、ちょっと野外に出かければすぐ目に飛び込んでくる花である。朝開いて、夕方には萎む一日花である。この点もハイビスカスに似ている。