春先新芽の出る前に鮮やかな黄色い花をつける落葉樹にブラジル原産のコガネノウゼンがある。1970年代にまず沖縄に移入され、その後奄美にも普及したらしい。裸の枝に黄色いラッパ状の花を多数つけるので、空に照り映えて遠くからでもそれと分かる。沖縄や奄美ではイッペーとも呼ばれる。
実生で殖えるので、知人の樹下で発芽した苗木をもらい移植したものがわが家の庭で2メートル半ほどの高さになっているが、まだ花は咲かない。3〜4メートルくらいになると花をつけるのではと期待している。
花期は3〜4月で、ブラジルでは木は8メートル以上になると云われるが、奄美でもかなりの高木(7メートル位)を見たことがある。今後ますます人気の出そうな庭木である。