絣博物館】12マルキ

7種類の絣の模様で、10列の間道を構成しました。
縞柄はとかく粋になりがちですが、泥染めの絣の色が柔らかい薄茶なので、万人向きの上品な一品になりました。
【雪解け】9マルキ

東北の遅い春をイメージしました。片側に雪の残る山々を、もう片側に雪解けの黒味を帯びた土が顔をのぞかせる野原をイメージしました。
コントラストの強い作品ですが、生命力あふれる一品となりました。
【波頭 パート1 9マルキ

黒地に、大波と波の花を表現しました。
白い波の部分には、より立体的に見えるよう総絣の工法を駆使しました。
墨絵の幻想的な世界と、一筆書きのような力強さを併せ持つ魅力あふれる一品になりました。また、尺の長さも十分にありますので、仕立ての際の柄合わせも樂です。
【扇面草花図】 12マルキ

無地に見えるほどの細かい絣をバックに、扇面文様、雲取り、萩、かえでなどの代表的な古典文様を散りばめました。
控え目ですが、落ち着いた色を差し色に配した有色の12マルキです。
幅広い年齢層でお召しになれる、趣のある一品です。